【元電車運転士】20代で泊まり勤務を経験していてよかったと思うこと

ひつじです。

30代半ばに差し掛かってくると若い時と比べ体力や気力、色々なことが変わってきます。
それも良い方向ではなく悪い方に。

私の最近の身体の悩みは生理が始まって数日の眠気・だるさがすさまじいことと慢性的な肩こりがある事です。

そんな私は20代のころ、鉄道会社に勤務する中でトータル7年間ほど泊まり勤務に従事していました。

その経験がなければ間違いなく今の自分はいないと思うので、若いころに泊まり勤務を経験してよかったことをまとめていきます。

なお、トップ画像の写真は今回の記事には関係なく旅行に行った際に撮ったものとなります。

この記事を書いた人
  • 関東在住、30代独身のみなとみらいOL
  • 転職経験2回
  • 2025年1月に始めたブログ初心者
  • いつ死んでもいいように経験にお金を使いつつ資産形成もゆるりと頑張りたい
目次

20代で泊まり勤務を経験していて良かったこと

結論

始めに結論を申しますと

  • 不規則かつまとまった睡眠時間の確保できない泊まり勤務は向いていないと実感できた
  • 他の業界に転職するために泊まり明けに資格勉強する等時間を有効活用できた
  • 公共交通機関が早朝・深夜に動くことのありがたみを身をもって知ることができた

 

の3点になります。

泊まり勤務をしていた際の勤務形態

大学を卒業後、某鉄道会社に入社し駅員・車掌・運転士を経験しました。私が働いていた会社では当時

  • 駅員時代
    9時~翌朝9時決まった職場で泊まり勤務、睡眠時間は3~4時間ほど
  • 車掌・運転士時代
    当日の行路によって始業・就業時間、また拘束時間も違う。寝泊りする場所や睡眠時間も行路によってまちまちなので固定されていない。

といった感じでした。(私が働いていた当時の話ですし会社によって勤務形態は異なると思われますので、あくまで一例です)

入社前は勤務中に休憩時間もまあまああるし、泊まり明けは実質休みのようなものだから仕事さえ覚えてしまえば余裕かなと思っていました。

しかしそれは間違いで、泊まり勤務は想像以上に過酷でしたし私の場合は慣れるどころか年齢を重ねるにつれ益々きつくなっていく一方でした。

乗務員になると始業や終業時間もまちまちになるので、体内時計も狂っていきます。

ちなみに余談ですが、電車を運転できる「動力車操縦者運転免許」は資格取得後、顔写真の更新がないのでおじちゃん運転士も免許証を見せてもらうと若いころの姿のままというのが面白かったです。

博多弁ひつじ

出発進行~

不規則かつまとまった睡眠時間の確保できない泊まり勤務は向いていないと実感できた

人間誰にでも向き不向きがあるかと思うのですが、私は上述した勤務体系で長年勤めることは身体的理由によりできないなという結論に至りました。

入社したての若いころは泊まり明けでそのまま遊びや飲みも行けたのですが、25歳を過ぎた辺りからかなりきつくなってきました。

勤務終わりの帰宅後自炊する体力も残っていないので、カップラーメンや買い出しのお弁当を食べることが多かったのですがあまりの疲れ・眠さに食事途中、箸を片手に持ったまま寝落ちしてしまうことも時々ありました。

博多弁ひつじ

しっかり‼

泊まりや夜勤経験者の方なら分かっていただけるかと思うのですが

「眠る」というよりむしろ「気絶している」

に近いんですよね。

女性の場合だと月に1回生理があるので、泊まり勤務の日と体調が芳しくない日が重なると本当に大変で。

一応会社の制度的には「生理休暇」はあったのですが、当時日々の勤務管理をしている管理職の方々は男性ばかりだったので休みたいとは言いだしづらく…。

たとえ休みを取ることができても、自分の仕事の代わりをどなたかにしてもらわないといけないので申し訳ない気持ちになってしまっていたと思います。

他の業界に転職するために泊まり明けに資格勉強する等、時間を有効活用できた

仕事自体は嫌いではなくむしろ好きな方だったのですが、25歳を過ぎたころから30代も泊まり勤務を続けていくことに大きな不安を覚え転職を考えるようになりました。

ただ電車運転士という職業があまりにも専門的すぎる為、他の業界でなおかつ年収を下げない転職は当時ハードルが高いことのように感じました。

そこで泊まり明けの時間や勤務中の休憩時間を勉強時間に充て宅建や簿記、消防設備士等複数の資格を取得することができました。

その経験がなければ今の会社には就けていなかったので、泊まり勤務を経験したことが結果的に人生を大きく変えてくれたのだと思っています。

眠いし勉強したくないな…と思うこと何回もありましたがそれ以上に自分の置かれている環境を変えたいという意志があったのかなと思っています。

引用:『進撃の巨人 2巻』 諫山創/講談社

今はあの時の気概は何処へやら、布団の中にいるのが大好き人間になってしまっています。

公共交通機関が早朝・深夜に動くことのありがたみを身をもって知ることができた

私は昔のジョージアのCMのキャッチコピーである「世界は誰かの仕事でできている。」の言葉がすごく好きで、今でも時々思い出すことがあります。

泊まり勤務を経験していると本当にこの言葉が沁みまして…。

時々列車の遅れで駅員さんに怒鳴っているおじさんサラリーマンとかいますが列車が遅れて一番嫌だなと思っているのは働いている方々ですからね‼笑

怒鳴って何か状況が変わるわけでもないですし。

  • どうしても体調が悪い時は急患診療を受診できること
  • 電車で日々通勤できていること
  • 一人旅で色々な場所を訪れることができること

これらのことを決して当たり前のことと思わず、時には自分が泊まり勤務をしていたことを思い出しながらせかせかすることなく毎日を過ごしていきたいです。

最後に 私が思う泊まり勤務のメリット

最後に泊まり勤務の悪い部分ばかりを書いてしまったので私の思うメリットを2つ紹介したいと思います。

  • 平日休みのメリットを最大限に活用できる
  • 泊まり明けがほぼ休みなので自由に使える時間が比較的多い

平日休みのメリットを最大限に活用できる

旅行好きな人にはぴったりだと思うのですが、平日の人の少ない時間にあちこち行けるのは今でも良いメリットだなと思っています。ホテルも週末と比べ安くとれますし。

後、平日のお昼間サラリーマンの方々が働いている時間帯に飲むビール、最高に美味しいんですよね……。

博多弁ひつじ

かんぱ~い

泊まり明けがほぼ休みなので自由に使える時間が比較的多い

先ほどの資格取得の話でも触れましたが、泊まり明け残業がなく定時で上がれる場合は、それ以降休みのようなものなので自由に使える時間が多いのではと当時感じておりました。

もちろん泊まり明けでキツイ時は1日中寝て終わってしまうこともあったので、体力に自信がある方のみのメリットとなってしまうかもしれません。

以上20代のころ従事していた泊まり勤務を思い出しながら記事にしてみました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

30代ひつじ年生まれ マイペース会社員
関東で一人暮らし

みなとみらいと地元福岡が好き
写真が好きでサイトで使用している写真は全て自分で撮ったものです

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