【書評】6人の女性の生活とお金の物語・原田ひ香著「月収」を読みました

ひつじです。

先日読んだ 原田ひ香氏著、年齢も月収も違う6人の女性の生活を描いた「月収」が面白かったので紹介です。

資産形成をぼちぼち頑張っているミドサー独身OLには色々と考えさせる内容ですらすらと読めました。

この記事を書いた人
  • 30代独身のみなとみらいOL、転職経験は2回
  • 2025年1月に始めたブログ初心者
  • 26歳ごろまでは浪費癖によるアイフル利用経験あり(借金最大80万)
  • 現在はモノより経験にお金を使いつつ資産形成をゆるりと頑張っています
目次

基本情報

著者:原田ひ香
出版社:中央公論新社
発行年:2025年
ページ数:256ページ

本の概要

「月収」はこんな人におすすめ

  • 様々な年齢層の女性
  • 今の働き方、月収について悩んでいる方
  • 女性の様々なお金や仕事、人生の価値観に触れてみたい方

この本では

  • 月収4万円で年金暮らしをする66歳
  • 月収8万円、作家1本で食べていくために不動産投資を始めた31歳
  • 月10万円を親の介護を見越して投資に回す29歳の会社員
  • 月収100万円をパパ活のみで稼ぐ26歳
  • 月収300万円が働かずとも口座に振り込まれる未亡人の52歳
  • 月収17万円の介護士で会社を立ち上げた22歳

の年齢や月収の違う6人の女性が登場します。

第1話から最終話までの全6話、それぞれの女性が主人公になっている形で構成されています。

最初は独立した話なのかなと思って読み進めていましたが、それぞれの話に繋がりや接点があることが分かります。

月収が違う女性の日々の生き方・考え方が違うことが改めて感じ取れる本となっています。

本の中でミドサーOLに刺さった1文

この本を読んで私が特に心に刺さったものが以下の文章です。

”どんな仕事も、今この時じゃないとできないことがあると思うの。
三十代の初めの今じゃないと書けないこともあるし、デビューして四年の今じゃないとできないこともある。何より、仕事の筋肉っていうの?そういうのも衰えちゃうかもしれないよ”

原田ひ香著「月収」P75より引用

第二話 月収八万の女 大島成美(31)の場合
の中でパーティーで知り合った実業家の女性に言われた台詞です。

ブログをやってみたいなと思い始めてから1年以上行動に移せていなかった私にとっては、とても心に響くものでした。

そして仕事の筋肉が衰える…。
いくつになっても健康でさえいれば仕事はできると思っていた節が私にはあるので色々と考えさせられます。

紹介した文章の他にも仕事やお金に対する考え方等、心にグサッとくる文が所々にあるのでどんな立場の方が読んでも何かしらの発見があるかと思われます。

月にいくらあったら幸せ?

帯に書かれているこの一文。

「月にいくらあったら幸せ?」って皆さんは考えたことありましたかでしょうか。

積立投資や旅行等の趣味にお金を使うことが好きな私にとって
お金はあればあるだけ幸せ
と思っていた節があり、今の自分には月いくらあったら幸せなのかということは微塵も考えたことがありませんでした。

博多弁ひつじ

後お酒にもお金使うやん

改めて考えてみると月収を際限なく上げたいとなったらそれだけ責任感のある仕事だったり、リスクのある仕事だったり時間をとことん削ったりする等何かしらの犠牲が必要だなと。

それに独身でパートナーもいない私にとって一番必要なのはお金ではなく別なものなのかもしれません。

ただ昨今の物価高が続く状況を見ていると、稼げるときに稼いで資産形成に回した方がいいのかなとも思ったり…。

この本を読んでからふとした時に今の自分に必要な稼ぎと幸せについて考えることがあります。
明確な答えはまだ出ていません。

良かったら読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

30代ひつじ年生まれ マイペース会社員
関東で一人暮らし

みなとみらいと地元福岡が好き
写真が好きでサイトで使用している写真は全て自分で撮ったものです

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